箱根神社
箱根神社は、757年(天平宝字[てんぴょうほうじ]元年)に、御神託によって萬巻上人([まんがんしょうにん] ,万巻上人とも書く)が、箱根・芦ノ湖に箱根大神をお祀りされました。
それ以来、箱根神社は、関東総鎮守として多くの人々の心の支えとなっている有名な神社です。
箱根神社の平和の鳥居は、平和の象徴、ランドマークとして有名。
平和の鳥居は、昭和27年(1952年)にサンフランシスコ講和条約が締結されたこと、当時の皇太子明仁親王の立太子の礼を記念して建立されたもので、鳥居の扁額には、東京オリンピック開催と鎮座1,200年を記念して昭和39年(1964年)に掲げられた「平和」の字があります。
これは日本の元首相・吉田茂氏の揮毫[きごう]によるものです。
平和の鳥居はこちら↓↓
九頭龍神社
九頭龍神社は、古くから「箱根権現御手洗の池」として知られる「芦ノ湖」の守護神である「九頭龍大神」を祀る神社です。
御祭神の「九頭龍大神」は、
- 商売繁盛
- 金運守護
- 心願成就
- 良縁成就
などに特に御神徳があるとされ、昔から人々に「九頭龍さま」と崇められ、深く信仰されています。
九頭龍神社の「新宮」は、箱根神社内にあります。
新宮の名の通り、こちらが後年にできたお社になります。
芦ノ湖[あしのこ]
神奈川県南西部にある芦ノ湖は、県内最大の湖で、早川水系の二級河川でもあります。
湖底からの湧き水が水源です。
芦ノ湖周辺にはたくさんの観光スポットやリゾート施設があり、富士山を望む美しい景色も楽しめます。
毎年正月(1月)には箱根駅伝の往路ゴールや復路スタート地点にもなっており、駅伝ファンをはじめ多くの観光客が訪れます。
芦ノ湖上には箱根観光船や芦ノ湖遊覧船が運航されています。
また、芦ノ湖は釣りの名所としても知られており、マス類やブラックバスなど、外国産の魚類が放流されています。
ブラックバスは日本で初めて放流されたのが芦ノ湖だそうで、バスフィッシングのメッカとしても有名です。
芦ノ湖西岸には遊歩道があり、降りることができる場所がいくつかあります。特に真田浜の砂浜は広く、駒ヶ岳の展望が見渡せる最高のランチポイントとして人気があります。
芦ノ湖西岸には遊歩道があり、芦ノ湖の岸辺に降りることができる場所も数箇所あり、休憩やビューポイントとなっています。
特に真田浜の砂浜は広く、最高のランチポイントです。正面に広がる駒ヶ岳の展望は格別です。
芦ノ湖周辺には、アクティビティも豊富にあります。例えば、湖上をクルージングするアクティビティや、湖畔を散策するトレッキングツアーなどがあります。また、釣りを楽しむ人には、芦ノ湖のニジマス釣りがおすすめです。
芦ノ湖は、四季折々の美しい景色を楽しむことができます。春には、桜が咲き誇り、夏には湖上で過ごすのが気持ち良いです。秋には、紅葉が美しく、冬には雪景色が広がります。四季折々の芦ノ湖の景色を楽しむことができるので、ぜひ訪れてみてください。
旧東海道石畳[きゅうとうかいどう いしだたみ]
箱根関所[はこねせきしょ, Hakone SEKISHO]
侍がいた江戸時代に重要な関所として機能していたのが「箱根関所」です。
まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような雰囲気を感じ取ることができるのが箱根関所の魅力といえます。
観覧料金がかかりますが、それでも大人500円、子供250円と、貴重な建物や資料を今後も保全していくことを考えると、リーズナブルな価格設定だと思います。
そもそも関所とは?
「関所」とは、むかーしの日本で使われていた交通規制の一種で、街道や山道などの要所に設置された施設です。
関所には、徴税や出入国管理、盗賊の防止、流通の監視などの目的がありました。
関所は、古くは平安時代に始まり、江戸時代には全国的に整備されました。
江戸時代の関所は、特に幕府が設置したもので、諸国間の交通や物資の流通を管理するために設置されたものです。
また、軍事目的で関所が置かれることもありました。
関所には、武士や役人が配置され、にらみを利かせていたのです。
通行者からの税金を徴収したり、出入国者の身分を確認したりしていました。
また、通行人が持っている荷物や商品なども調べられ、不正な物品の持ち込みや盗難を防止するために、厳しい監視が行われていたとされています。
現在でいうところの電車の駅や高速道路の入り口などが、関所に似た機能を果たしているといえるかもしれません。
もちろん、現代では徴税や身分の確認などは行われず、交通の円滑な流れを確保するための施設として機能しています。
箱根関所資料館はこちら↓↓
大涌谷[おおわくだに, Owakudani]
大涌谷は箱根ロープウェイでアクセスできる景勝地です。
地面からモクモクと火山の白い煙が噴き出し、活発な火山活動の様子を体感できる貴重なスポットです。
大涌谷では、地熱を利用して作ったゆで卵が販売されています。
このゆで卵は、当地の温泉に含まれる硫黄と鉄分が結びついて黒い硫化鉄となり、卵の殻に付着するため、通称「黒玉子」と呼ばれていて、有名な観光品となっています。
箱根強羅公園[ごうらこうえん, Gora Park]
箱根強羅公園は、箱根登山鉄道が運営する公園で、日本の造園文化の発展に寄与した立派な公園ということで、国の登録記念物にもなっています。
- フランス式整型庭園
- 植物園
- 温室 「熱帯植物館」
- 温室「熱帯ハーブ館」
- 温室「ブーゲンビレア館」
- バラ園 「ローズガーデン」
- 牡丹園
- アジサイ園
- 高山植物園
- 山野草園
- 茶室 「白雲洞茶苑」(茶道・抹茶も楽しめる!)
- 茶葉栽培施設 「茶花園」
- 体験工芸館 「箱根クラフトハウス」
- 軽食喫茶「Cafe Pic」
- 「一色堂茶廊」
- 売店
箱根小涌園ユネッサン[はこねこわきえんユネッサン]
箱根小涌園ユネッサンは、箱根を代表する温泉アミューズメント施設です。
- ロデオマウンテンのウォータースライダー
- 絶景を望む露天風呂!
- フィンランドバス・サウナ!
- 神々のエーゲ海(屋内施設なので、雨でも楽しめる!)
- 元湯 森の湯
- ワイン風呂
- コーヒー風呂
彫刻の森美術館
彫刻の森美術館は、その名の通り、「彫刻」を数多く展示する美術館です。
展示物の見どころ
- ヘンリー・ムーアの作品
- マルタ・パン「浮かぶ彫刻」
- 佐藤忠良の作品
- パブロ・ピカソ(専門の展示室「ピカソ館」がある)
- ジャコモ・マンズー(専門の展示室「マンズールーム」がある)
- 水井康雄の作品
ピカソ館
富士屋ホテル
富士屋ホテルは、1878年(明治11年)に創業された非常に歴史のある老舗ホテルです。
海外の国賓や大使館職員、著名人が数多く利用してきた格の高いホテルといえます。
レストランは登録有形文化財として登録されており、ことさら有名です。
湯河原町
箱根エリアに隣接している湯河原町で有名なのが「湯河原温泉」です。
あの「万葉集」にも登場する古くから有名な由緒ある温泉地、それが「湯河原温泉」なのです。
山側の渓流沿いから海辺まで広く温泉宿が分布しているのも「湯河原温泉」の特徴。
ここで、「湯河原温泉」の効能をご紹介します。
- 皮膚病
- 筋肉痛
- リューマチ
- 神経痛
- 冷え性
宿だけではなく、日帰り温泉も楽しめるのが「湯河原温泉」の魅力です。
日帰り温泉施設をピックアップしておきます。
- みやかみの湯
- こごめの湯
- ニューウェルシティ湯河原 いずみの湯
- 大滝ホテル
- 独歩の湯(足湯)